なんで急にセル画やねーん
昔、10年以上前に「東京国際アニメフェア」(現・アニメジャパン)に行った時に
「Bビーダマン爆外伝」の本物のセルを手に入れる機会があって、
本職の人のグレイボン博士のセル画と原画
「すっげえ!本当に本物だ!」って大切に取っておいていました。
実際に放送で使用されてたものが
1000円以内で手に入ってしまう世界…
それから時は流れ、5月末にアメデスはジブリ美術館に行ってきました。
なんか家を留守にしなきゃ行けない日ができていしまい、
どこに居ようかなあ!って予約サイトを見たら
たまたまチケットが取れちゃいました。
たまたまチケットが取れちゃいました。
ジブリ美術館には、
「セル画が実際にできていく様子」の展示があって
「セル画が実際にできていく様子」の展示があって
「えー!そうか。手で描いてたんだもんなあ!
そういえば私もセル画持ってた。えー!描いてみよ〜!」
そういえば私もセル画持ってた。えー!描いてみよ〜!」
って感じになって描くことにしてみました。
道具
なんか透明なシートに描いてあるし…何だこの塗料?
ジブリ美術館には塗料の名前は「アニメカラー」って書いてあったな
だが今はもう手に入らないらしい。
学生の頃に漫画研究部で使ってた「ポスターカラー」じゃダメかな?
でもなんかあれパキパキになるから、この透明なシートには
塗料乗らないかもしれない…?
そもそもこの透明なシート何だ…
「アニメ セル画」などで検索したら描いてる人居たーーッ!
ってなわけでこちらのブログ様たちを参考にして描くことにしました。
〜使った物〜
手書き用OHPフィルム
アクリルガッシュ マットメディウム
筆洗、筆(4種)
筆洗、筆(4種)
Gペン(普段漫画描く時に使ってる物で、よさげ)
アニメ用手袋(普段漫画描くry)
トレース台(普段ry)
原画を描く
海外版コロイカ11巻のダブルエッグくんを
拡大コピーしてトレースしました。
拡大コピーしてトレースしました。
アメデスが左側は勝手に付け足しました。
色指定をする
色指定されている。
グレイボン博士の原画を参考にして、
ハイライトは赤線+黄色、影は青線+水色、
黒のベタ塗りは緑で色指定しました。
色指定についてはデジタルで塗る時も便利な方法なので
最近すごく使ってます。早く知りたかった。
最近すごく使ってます。早く知りたかった。
影の位置とかがはっきりわかるし、塗り残しが圧倒的に減ります。
線画を描く
グレイボン博士は線画も裏面に描いてあったのですが
線画は表面に描いて、裏から塗る方法があるみたいです。
「トレスマシン」といって、原画の鉛筆の線を
そのまま黒で転写するような機械もあったらしく、
グレイボン博士の線画はそれで描かれていたのかもしれません。
ペン入れされているダブルエッグくん
普段証券インクで原稿用紙にペン入れしまくってるアメデスは
「へっへいGペンなら気楽だぁ〜イ!」と息巻いて
線画に取り掛かりましたが
アクリルガッシュで線画を描くのは初めてでした。
アクリルガッシュで線画を描くのは初めてでした。
「インクがOHPシートに乗らない…」
アクリルガッシュがかなり特殊な画材で、
あっという間に乾いてしまうし、
メディウムや水を入れすぎると透き通ってしまうし、
メディウムや水を入れすぎると透き通ってしまうし、
かといって入れないとカスカスで塗料が全く乗ってくれません
思った以上に難儀でした。
思った以上に難儀でした。
ゆめ画材さんで手に入れた「ターナー アクリルガッシュ」の
ことを調べたら、
「アクリルガッシュ:水を2:1の比率」をメーカーが推奨していたので
「じゃ、水入れるよ…」と水入れたら塗料がうまく伸びてくれました。
アクリルガッシュ気持ち良すぎだろ!
塗るの。
塗り途中のエッグ
全然塗れねーー!!
表から見ると透けてる箇所があったりして、
ぐぁぁぁ!ってなりながら塗りました
際の処理が甘すぎます…筆で塗るの難しすぎだろ!
しかもパレットに置いたアクリルガッシュは
恐ろしい速度で乾いてカッピカピになっていきます。
濃度を調整しながら細かい作業をするのは至難の業すぎる…
タミヤのボトル買って、それに入れておいた方がいいのかな…?
あと癖でついつい手袋を外してしまうのですが、
OHPシートにすぐ指紋がついてしまうので、
手袋無しには描けなさそうです。
手袋無しには描けなさそうです。
トレース台で色指定に沿って色を塗ります。まず影から。
とにかく色ムラがすごいアクリルガッシュの混ぜ方が甘すぎるのか、
なんかグラデーションみたいになっちゃったり
透けちゃう箇所が出てきて難しいったら…
影やハイライトが乾いたら主な色を塗ります。
2度塗りすると前のところが剥がれたりするので
適度な濃度で丁寧に塗り塗りします。
適度な濃度で丁寧に塗り塗りします。
今、グレイボン博士の線画を見ると影やハイライトを塗る前に
Gペンで影の線をなぞっている痕跡がありました。
濃度を調整しないとGペンに乗らないのでこの工程を割愛して
筆で頑張ってみちゃったのですが、やっぱ際どいところはGペンで塗ったほうが
Gペンで影の線をなぞっている痕跡がありました。
濃度を調整しないとGペンに乗らないのでこの工程を割愛して
筆で頑張ってみちゃったのですが、やっぱ際どいところはGペンで塗ったほうが
仕上がりが全然違うと思います。
どの部分が水色かっていうことを前もって把握しておかないと
「あ” 塗り残してる…もうアクリルガッシュカピカピ…」
「あ” 塗り残してる…もうアクリルガッシュカピカピ…」
になってしまってすごく不便なことになります…
多分、チューブの色を混ぜたり変えたりしなければ
大丈夫なのでしょうが、
大丈夫なのでしょうが、
本当に動くアニメを作るわけではないので、
今回はエッグ用に色を作りました。
(アニメを作るとしたら、完全に「色パカ」してしまう)
今回はエッグ用に色を作りました。
(アニメを作るとしたら、完全に「色パカ」してしまう)
完成〜
緑部分は影が完全に乾く前に塗ってしまって、
影が消えてしまいました…
影が消えてしまいました…
1日で急いで塗ったら色ムラがすごいし、際の処理が甘いし、
…また作る時はそこは直したいですね。
そんなわけでセル画を作ってみたのでした。
おしまい。
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