月は今でも明るいが

 戦艦アマヤドリは宇宙空間を飛んでいた。行き先、目標、ましてや目的も意味も分からなかった。ただ、現在の事実として、現実として宇宙空間をただ飛んでいた。そういう事象が存在しただけだった。
 飛んでる以上、飛び続けるしかなかった。着陸先もないし、燃料が尽きるまでは飛び続けるしかなかった。飛ぶことをやめることもできなかった。エンジンを停止しても、無重力空間である以上、動き続ける事になった。
 何よりこの戦艦アマヤドリの中にはアメデスが居た。だから、酸素供給を止めることもできないし、新たな着陸先を見つけたら燃料を補給して、また飛び立たなければいけなかった。
 幸いな事に、アマヤドリには豊富な食料があった。潤沢な娯楽もあった。実は他にも生命体が居ると錯覚するほどに艦内は広大だったし、逆にエンジンを停止する理由が存在しなかった。

 monday's gone
 tusday she spilled a can of cherry coke
 wednesday's yawn
 thursday it's a hundred degrees in new york

 friday nights
 prade lights
 it's independence day tonight
 the curtain's drawn
 here comes tommorow, this is how it ends:
 ("The Million-Year Picnic" (lasha) より引用)

アメデス「情けないぜ助けてくれ…」

エデン「で、このブログの進行形式に戻ると」
ヘブン「いつもの、だな」
アメデス「"いつも"も何も…、"いつも"ってなんだ?」

エデン「2年前まで毎週続けていたことさ」
アメデス「あの日々、読んでた人いたのか?」
ヘブン「一応アクセス解析見ると、PVはあったようだが…」
アメデス「それ私じゃなくて?」
エデン「知らんな…」

アメデス「なんだかんだ、このブログ進行が一番落ち着く」
エデン「取り留めもなく、別にテーマも無く、ただ日々思いついた事を会話形式に綴る」
ヘブン「そして時だけがただ過ぎて行く」
アメデス「そういうこと」

アメデス「近況報告をすると…今一番壁にぶち当たってます」
ヘブン「いつもだろう」

アメデス「何をして生きればいいのか、わからないんだ」
ヘブン「したいことすればいいだろう」

アメデス「今日から毎日、SF小説を読もうぜ?」

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